金沢大学映画研究会

全学公認サークル「金沢大学映画研究会」のブログです。誠心誠意不定期更新中

35mmフィルム上映会のミーティング

 TKGです。大学院入試の勉強をしているフリをするのに飽きたので、ブログを書こうと思いました。
昨日僕は金沢21世紀美術館で行われる「35mmフィルム上映会」のミーティングに参加してきたので、そのときのことを書こうと思います。
この上映会は、北陸のフィルム映画に興味のある学生たちが、企画や上映にたずさわるのが一つの特徴となっています。今回は金美大さんと金大が主体となっています。そこで僕もミーティングに参加してきた訳です。
 

 ところでみなさん、金沢21世紀美術館の愛称が「まるびぃ」であると知っていましたか?僕はこの企画に参加して初めて知りました。無駄な知識がふえましたね。
しかし、こういうミーティングに参加して美術館の方や映画関係の団体の方と関わらせていただくと、社会勉強になるし知識もふえていきますね。
昨日の会合は学生含め総勢20名ほどでした。僕は10分ほど遅れていきましたが(すみません!)、僕が席に座ってしばらくしたら今回の上映会のテーマの話になりました。美術館の方はチケットを売る立場としてPRしやすいテーマにしてほしいとおっしゃっていました。皆で考えたところ、やはり「フィルム」という言葉を入れて推していこうという流れになりました。そして学生が決めていくという方針なので、学生が感じるフィルム映画とデジタル映画の差異をテーマに反映させていこうということになって、話し合いが再開しました。金美大の方が「フィルムとデジタルでは記録する原理が別物、フィルムは化学反応でデジタルはドット、実際に同じ作品をフィルムとデジタルで見比べたが、フィルムの方が写っている物の際がくっきり見えると思えた」と言われて、「確かに原理は違うなあ」と月並みなことを思いました。僕は遅れてきたし、フィルム映画も観たことがなかったので発言はしませんでした。そこに30分ほど遅れて少しオシャレな女性の方(映画関係の団体の方)が入って来られました。そしてしばらく話を聞くや「今はフィルムの復元技術が発達しているから、フィルムとデジタルは実際に観るとまったく区別がつかない」。そういうことをおっしゃられました。そして「じゃあどうするんだよ」みたいなことになり、今回の上映会の目的を再確認することにつながり、話し合いが前に進み、テーマが決まりました。僕の隣に座られていた美術館の方もテーマ決めの話し合いが行き詰りそうになるたびに何度も「目的を…」と言い出そうとされていたので、何かを決める際に目的を共通意識として念頭におくのは大切なことだなあと体感しました。
 

 ところでみなさん、「同じ作品のフィルムとデジタルでは実際に観るとまったく区別がつかない」というのは無駄な知識でしょうか。それとも有用な知識でしょうか。
興味がない方に対しては、ただ二つの無駄な知識を伝えるブログになってしまいました。ごめんなさい。
興味がある方は、「フィルムとデジタルでは見かけは変わらないのに、じゃあどうして今フィルム映画を上映するのか」というのを考えて調べてみると、ちょっとインテリジェントな話題が一つ自分の中にたくわえられると思います。
そしてもっと興味のある方は、11月の初めの方に行われる予定の「35mmフィルム上映会」に来ていたただきたいなと思います。特に北陸の学生ならば来年から企画に参加していただくことも可能らしいので、ぜひ興味のある方は!という感じですね。
詳細はもう少し後に金沢21世紀美術館のHPなどで見られると思います。